札幌弁護士会所属　弁護士　三上　直子（みかみ　なおこ）

私が弁護士を志したのは、中学生時代に読んだジョン・グリシャムの「評決のとき」という小説がきっかけでした。
物語の中で、主人公の若き弁護士が、刑事被告人となり窮地に立たされた依頼人を救うために、全力を尽くす姿に感動したのです。
今改めて内容を振り返ると，刑事被告人となった依頼人は，犯罪被害者の家族という立場でもあり，被害者支援に取り組むきっかけになっているとも言えます。

　こうして弱い立場に置かれた人の味方となり，正義を実現できる職業としての弁護士に憧れを感じて志したものの，弁護士としてスタートラインに着くまでには、長い年月がかかり、その間には何度も足踏みや回り道を経験しました。
今となっては、その経験があったことで、周りの人への思いやりや謙虚さを意識するようになり、少しは人間として成長したのだと思います。

弁護士登録をして以降の７年間，離婚事件を中心とする家事事件，犯罪被害者支援，成年後見をはじめとする高齢者問題，債務整理を中心に取り組んでまいりました。
独立を機に改めて弁護士を志したときの気持ちを思い出し，ご依頼いただいた方たちが抱えている問題を解決し，希望を持って再出発ができるよう力を尽くしていきたいと思っています。
一つ一つの仕事に丁寧に取り組んでまいりますので、どんな小さなことでもお気軽にご相談ください。

• 北海道大学法学部法架ゼミ非常勤講師（犯罪被害者講義担当）
• 北海道家庭生活総合カウンセリングセンター３級カウンセリング研修講座講師（家族法担当）等